この国には、美しい四つの季節がある。
春。草花が芽吹き、大地を緑が彩る季節。
夏。太陽が輝き、渇きと潤いを与えてくれる季節。
秋。風が舞い、穏やかな空気と実りを運んでくれる季節。
冬。寒さと共に、白く輝く妖精が天より訪れる季節。
四方を海に囲まれた、人口わずか二百人ちょっとの小さな島…栞島。わたしが暮らすこの島にも、もちろん四季はやってくる。
ところでこの島にはもう一つ、四季がある。
島唯一の公立学校、しおり小中学校。その中学部三年一組。
クラスメイトは、わたし…相田羽瑠を入れて四人。
この四人こそが、この島のもう一つの四季。
相田羽瑠。
坂口南津。
湊亜樹。
渡来風遊。
ハルと、ナツと、アキと、フユ。
生まれも育ちも栞島で、十数年という時間をずっと一緒に過ごしてきたわたしたち。
でも、この中学を卒業したら、わたしたちは別々の道を行くことになるだろう。
これはその、最後の一年…その中の最初の季節の物語。
草花が芽吹き、大地を緑が彩る季節の、わたしの物語。
…とまあ、プロローグ的にはこんな感じでしょうね。
ふと女の子四人だけのお話が書きたいなぁと考えて、浮かんだ物語です。
最初は美術部のお話で四人は同じ寮生で…とか考えたんですが、それはいったいどこの『ひだまりスケッチ』だと脳内ツッコミをしまして、こんな形に。
四人の名前は完全にフィーリングです。
フィーリングという言葉の意味が分からない方、あるいは江戸川がこの言葉の意味を理解してねぇんじゃね? って思った方には、『即興の思いつきです』と注釈を加えておきましょうか。
個人的には、主人公であり春担当の羽瑠と、冬担当の風遊の名前が気に入ってます。
ところで羽瑠は『ちょっと天然。真面目で良い子。一生懸命だけど空回りするいじられ役』とキャラがある程度決まっていますが、その他三人に関しては全く何も決まっていません。
イメージでは南津は元気、亜樹はアホの子、風遊は毒…となっております。
ダカーポ2で例えるなら、羽瑠はまひる、南津はまゆき、亜樹は…例えようもなく、風遊は杏ですかね。
そして明日の世界より―――だと、南津は当然青葉、風遊は御波であとは例えようもないです。
アシタマ!での明日真は思ったよりも腹黒にならなかったので、風遊にはぜひともリオ・プロジェクトを代表するセクハラ腹黒っ娘になっていただきたい所存であります(笑)
なんかいいアイディアあったら下さい。
posted by 江戸川テン at 00:46|
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